2022年12月の記事一覧
12月9日 2年生の学級通信より
2年生の学級通信に道徳の授業の事が載っていました。内容がとてもよかったので、紹介します。少し長くなりますが、お許しください。
「温かさを分け合って ~人権について考えた1週間~」
7日(水)は道徳の授業がありました。ある中学生が東日本大震災を機に人の温かさに触れる一方で、偏見や心ない言動に接し、人権について考えを深めていく経験をつづったビデオを見て「偏見」や「差別」の根底にある「理解不足」について考えました。2年生のみなさんの感想や意見を紹介します。
・今までは災害や事件などへの偏見を目にしたり言ったりしたけれど、偏見を口にする前にそのことについて知り、被害者のためにできることを探すのが大切だと分かった。これからは偏見をもたず、事実を知ったり、広めたり、自分にできることをしたい。
・これまでは放射線による被害を受けた人たちの気持ちをあまり考えたことはなかったが、この授業を通して放射線による被害を受け、苦しむ方々の気持ちが分かった。これからは放射線被害者の気持ちを考えて行動したい。
・今まで、人権の勉強をたくさんしてきて、相手の気持ちを考えることが大切だと知っていたが、この動画を見てより一層相手の気持ちを考えることが大切だと思った。これからも他の人の気持ちを考えて発言したい。
・自分自身、震災などについてよく知らなかったから、正しく理解することは大切だと分かった。これから自分たちもそういう被害に遭うかもしれないし、被害に遭った人と会うかもしれないけど、差別をしないなどその人の人権を大切にしたい。
・福島原発の被害のことをあまり知らなかったが、お話を聞いて大変だなと思ったし、主人公のまわりにいる友達が良い人たちだと思いました。これから地震や災害が起こると思うので、そういったときに互いのことを理解して生きていこうと思った。
授業中、本当に真剣に考えていました。どの考えもとてもすばらしいです。今回考えたことを胸にとどめ、これからも生活してほしいです。また、みなさん自身が差別をしたり偏見をもったりすることなく、全員の人権が保障される世の中になってほしいですね。
12月5日 豊根中学校人権宣言
豊根中学校の生徒玄関の壁に、「豊根中学校人権宣言」が掲げられています。平成17年度卒業生一同とありますので、卒業記念と思われます。昔の記録が残っていなくてよくわかりませんが、平成17年に豊根中学校全体で、人権について考えまとめたものでないかと想像します。代々確実に引き継いでいかなければならないものでもあると思います。とても大切なことが書かれていますので、以下にその全文を紹介します。
豊根中学校 人権宣言
私たちは、差別のない豊根中学校を創るため、次のことを宣言する。
第1条 全員の個性を認め、尊重しあう心をもつ。
第2条 全員の心を通わせ、何事にも思いやりをもち、協力して取り組む。
第3条 人を傷つける行為をしない。万が一、問題が生じた場合、全員で考え解決する。
第4条 いかなる時も礼儀を大切にし、ルールを守って生活する。
第5条 人権について積極的に学習し、人権を大切にしようとする意識を高める。
平成十七年度 卒業生一同
12月5日 後藤裕道様より
12月5日、プレゼントが届きました。寒い冬に大活躍のカイロです。早速カイロを生徒に配りました。たくさんの贈り物をありがとうございました。
カイロには、以下のようなメッセージが添えられていました。
☆寒い冬があるから 今、ラストスパート☆
寒い冬があるから、麗らかな春の日が待ち遠しい
寒い冬があるから、夏の太陽の眩しさが愛おしい
寒い冬の白さを知っているから、紅い秋が美しい
寒い冬に力を蓄えるから、春には大きく飛躍する
寒い冬を乗り越えるから、春には綺麗な花が咲く
皆さんは、春には何色のどんな花を咲かせますか
みんな違って当たり前、自分の道を信じましょう
今の自分を超える、変える、貫く、全て自分です
四季のある事を感謝ととらえ、変化に対応しよう
北設楽郡サポーター 東栄町出身 後藤裕道
12月1日 人権教室
豊根村の人権擁護委員の方3名による人権教室が開かれました。
第40回全国中学生人権作文コンテスト内閣総理大臣賞を受賞した作文を読んで、感想や意見を交換しました。
生徒が書いた中で私が一番印象に残った一人の感想を紹介します。「誰かが空気を変えるような行動をすると周りの空気も自然に変わった。だから私も困っている人がいたら空気が悪い時には自分から行動して周りをすごしやすくしたいなと思いました。」
最後に人権擁護委員の方が、「こんな人間になりたいな(理想)という思いをもつことがまず大切ですね。そして実際になれたら素晴らしいですね。」と話され、会を閉じました。