2021年5月の記事一覧

ICT教育の工夫

ちょうど昨年の今頃、コロナ禍でオンライン授業が始まりました。

今年も、コロナ禍の状況は変わっていませんが、

  • 学校教育の場では、ウイルス対策がしっかり行われている。
  • 臨時休業にすることの方が、子どもたちにとってよくない環境である。

という考えで、今年は対面の授業を実施しています。幸せを感じています。

 

そんな中で、文部科学省のギガスクール構想では、「アフターコロナでもオンライン授業を」という指針もあり、本校では、次の点について積極的にオンライン授業の仕組みを活用しています。

  • 遠方の外部指導者の講演
  • 指導の先生が、鳳来寺自然科学博物館等から配信
  • 数学等の授業をZOOMで録画して、自宅で復習

特に、3番目については、家でもう一度授業が復習できるため、何人かの生徒が録画を活用しています。数学の学力向上の効果がかなりあるため、今後、鈴木先生が各方面に報告する予定です。

(教室の片隅に、配信機材のビデオカメラと配信機器)

※配信機器については、本校が率先して導入して利用していたため、昨年度、この会社のセミナーで豊根中の活用を発表しています。この機器があれば、ビデオ配信が格段に向上するという実績をもとに、広く知っていただきたいため、セミナーでの講演を無償で引き受けました。ご興味のある方はご覧になってください。youtuberも使っている製品です。

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一週間の終わりの金曜日

木曜日は部活動がないため、生徒は金曜日の部活動をたいへん楽しみにしています。

朝、ランニングをしているのですが、夕方は弓道部も運動場を走っていました。

ランニングを終えて戻ってくる弓道部(剣道部はすでに終えてブランコ遊び)

一週間お疲れさまでした。笑顔で自宅に帰れそうです。

 

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沖縄語学研修について

旅行社と交流予定のOKINAWA INTERNATIONAL SCHOOLと、日程や活動調整をしています。

先ほど、知念理事長様(中等部高等部の校長先生)と、電話でもお話をしました。

以下のような素晴らしい学校と交流できそうです。まずは、一報まで。

 ※沖縄県で唯一国際バカロレアに認定されている、南城市にある国際的な取組をしている学校です。

 ※以下をクリックするとつながります。

OKINAWA INTERNATIONAL SCHOOL

〒901-0611 沖縄県南城市玉城富里143番地

098-948-7711 098-948-7722

オキナワインターナショナルスクール

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寄稿「杭州の生活」 髙森彦輝先生

豊根中に在籍していて、杭州日本人学校に派遣されている髙森先生の原稿を紹介します。


至るところにQRコード

 朝、自宅を出る時に確認するもの。それがスマホです。日本にいるときは携帯を不携帯していることがよくありました。でも中国に来てからは肌身離さず持ち歩いています。中国ではスマホアプリでの決済が盛んです。とくに杭州はネット関連企業アリババグループの本社があることもあり、キャッシュレス化が進んでいます。アリペイ(支付宝)というアプリがよく利用されており、生鮮食品の購入、携帯の支払い、タクシーの手配、旅行の予約、ガスなど公共料金の支払い、出前の注文など様々なサービスの入り口になっています。コロナ禍以降、健康状態を確認するため、健康コードの提示が求められるようになりましたが、これもアリペイから開きます。地下鉄やバスに乗るときは今でもこれを見せています。お金を支払うときは、アリペイのQRコードをスマホに表示して読み取ってもらいます。ご飯を食べに行くと、テーブルにQRコードがあります。スマホで読み取るとメニューが表示され、注文ができるようになります。観光地の入場券売り場にもQRコードがあります。なんでもスマホでできてしまう中国ですが、電池が切れると大変です。電池の消耗も激しいので、携帯バッテリーが必需品になりました。

過去と未来が同居する街

 市内を流れる京杭大運河は、北京と杭州を結ぶ巨大な運河です。造られたのは今から1000年以上も昔のことですが、陸や空の交通が発達した現在でも使用されており、土砂や石材を満載した巨大な運搬船が頻繁に行き来しています。運河沿いは遊歩道が整備されており、人々が集う場所となっています。スピーカーで音楽を流しながら、おそろいの衣装でダンスの練習をする一団やバスケットボールを楽しむおじさん達、ランニングをする若者などに出会います。釣り糸を垂らしている人や網をうって魚をとっている人も見かけます。運河を進む水上バスに乗ると、見事な彫刻が施された石造りの橋や昔ながらの面影を残す町家に歴史を感じます。その一方で、奇抜な形のビルや高層ビルが目に入ります。市内では至るところで、建物の建築や地下鉄の拡張のための工事が行われており、街の成長のエネルギーを感じます。


杭州日本人学校の子どもたち
 杭州日本人学校には、幼稚部から中学部まで合わせて40名ほどの園児児童生徒が通っています。規模は中国で一番小さい学校ですが、少人数を生かしたきめ細かな教育が行われています。全校の縦割り班である杭州っ子班での活動や、幼稚部から中学生までが一緒になっての運動会や集会などがあり、温かい雰囲気の中で、のびのびと元気に活動をしています。また、テルモ、横浜タイヤ、パナソニックなど、杭州に工場をかまえる日系企業に協力していただいての校外学習では、人の手によるものづくりの様子を知ることができる貴重な機会となっています。修学旅行では、中国の国内を飛行機や高鉄(日本でいう新幹線)で移動し、世界的な遺産を見学します。今年は予定していた北京には行けませんでしたが、日程を工夫し、古都南京で修学旅行を行うことができました。今年度文科省の助成を受けて、各教室に70インチの電子黒板と児童生徒用のタブレット端末、デジタル教科書を整備しました。電子黒板は中国の学校でも積極的に活用されており、それらの事例も参考にしながら、ICTを活用した教育にも積極的に取り組んでいます。

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