11月10日 3年社会

 「新しい人権」についての授業でした。本時は、環境権と自己決定権について学習していました。自己決定権(自分の生き方を決める権利)の学習の最後に「尊厳死をめぐる議論」のコラムを読み、それぞれの意見を出し合いました。コラムの内容は、重い病気で死がみえている患者さんの意思で死を認めるかどうかという内容でした。日本ではルールが定められておらず、意思が尊厳死を助けると法的な責任を問われる可能性がある。一定の条件がそろえば尊厳死を認めることを法律で認めることに賛成か反対かを問いました。

 生徒たちは、本人が望んでいるから、自己決定権があるから、生き続けるのがつらいからなどの意見とともに、残った家族のこと、親や兄弟の事だと考えると、とても悲しすぎる、といった意見も出されました。結論は出ませんが、考え続けてほしいテーマであると思いました。