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1学期終業式「校長式辞」

 梅雨明けの青空が広がる今日、1学期が終了します。皆さんはコロナ禍を乗り越え、勉強に運動に、職場体験に全力で取り組みました。
 カウンセラーの宮原先生がとてもうれしいことを先日私に伝えてくれました。「豊根中学校の生徒の多くが授業を楽しいと言っている。驚くほど多い。先生、このわけ、わかりますか。ぜひ教えてください。」と。
 皆さんは、この授業の雰囲気が当たり前と思っているかと思います。でも、他の学校から見たら、今の豊根中は授業に集中している集団です。分からないことを分かるようにするのが勉強だと、小学校でも習ってきたので、それも原因の一つ。ICT環境も大きな理由。でも一番は、先生と生徒がともに協力してよい授業を作っていることだと考えます。
 中学校で一番多く費やしているのが授業。ぜひ、2学期も先生とともに、一番楽しい時間にしてください。お願いします。

 さて、東三大会、県大会を前に、3部活も盛り上がりを見せています。中高一貫部活交流のみを残している卓球部ですら、昨日も活気ある声が体育館に響いていました。剣道では、校内試合での真剣な姿がありました。選手も審判役の生徒も真剣な目で取り組んでいました。弓道部は、外部講師の方に熱心に指導を受けていました。素直に言うことを聞いてぐんぐん成長する姿に、講師の方も満足げでした。
 残り1週間足らずですが、3部とも、きっと素晴らしい思い出とともに、幕を閉じることができるでしょう。

 最後に、夏休みを前に一言。コミュニティ・スクールの一環として、希望者には職場体験を受け入れてくれたり、都市部の図書館感覚で勉強できる場所を提供してくださったりします。中学生は自分たちが思っている以上に、地域にとって頼りになる存在です。長い夏休み、ぜひ豊根村のために活躍できる時間も大切にしてください。一生懸命勉強して一生懸命働いて、自らを輝かせてください。なお、8月26日には、地域の方や四天王寺大学の学生を迎えて、グループごとに1学期の職場体験についてタブレットで写真を見せながら発表して、2学期の課題を相談する活動を行うので、ぜひ記録をしておいてください。
 2学期は、職場体験の課題解決、運動会、駅伝部、そして豊煌祭と楽しく充実した活動が皆さんを待っています。熱中症に気をつけつつ、たくさんエネルギーを充電して、9月1日に元気な姿を見せてください。

 令和3年7月20日 豊根村立豊根中学校長 大谷知二