校長あいさつ

 

 

とがしま通信4月号(学校新聞)より

少人数だからこそできること                                         校長 原田 基寛

 豊根中学校の全校生徒は、令和6年度17名です。1年生4名、2年生2名、3年生11名です。少人数だからこそできることがあります。大人数にはない、少人数の有利な点を強調する年にしたいと考えています。例えば、

 一人一人の能力を伸ばすために、一人一人が責任のある仕事をしたり、学習の成果を発表する場を多く設定したりできます。

 異学年交流をすることで相互理解や助け合いの意識が育まれます。

 以上のような利点がちょっと考えただけで出てきます。じっくり考えればもっとたくさんの事が出てくると思います。特に、異学年交流は上の学年が下の学年に教えたり、下の学年が上の学年の姿を見て目標とする姿を具体的にイメージすることができたりします。また、個別学習においては、一人一人が深く追求する場を設定しやすくなります。実際に、体験しながら学びたい場合は、フットワークよく体験場所へ移動することができます。

 また、豊根村だからこそできること、豊根村にしかないものも探していきたいと思います。昨年度までも、地域の方々の力を借りて、生徒たちは考えてきました。今年度は、昨年度以上に地域へ飛び出し、活動できる時間を増やしたいと考えています。昨年度は実行することができなかった豊根村の良さを村外へアピールする学習を展開したいと思います。その先には、豊根村の存在を知り、豊根村にたくさんの人が訪れるきっかけができたらいいなと昨年度の中学生は考えていました。豊根村の特産物のアピールや、新たなお土産の開発、体験活動の実施など、これまでやってきたことをさらに発展させていきたいです。そのためには、地域の方々の力が必ず必要になってくると思います。

 少人数だからこそできること、豊根村だからこそできることを探し、実践する1年間にしたいと思います。また、昨年度第50回の卒業生を送り出し、本年度50周年をむかえることができました。50周年であることを意識しながら1年間頑張りたいと思います。どうかよろしくお願いします。