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昭和43年・台風10号の記録

 昭和43年の台風10号は豊根村始め、北設楽郡に大きな災害をもたらしました。

 私は6歳、豊根第一保育所の年長でした。ちょうど体育館の川向かい、志高寮の駐車場の近くの住宅に住んでいました。

 8月29日、夜中に隣の沢の土石流を心配して、寮の隣の中村商店に、父の背中に背負われて避難しました。

 台風一過、翌朝、川向いの中学校の体育館が浸水して、消防団の人たちだと思いますが、一生懸命壊れた体育館の片づけをしていました。父の記録では床にあったピアノが洪水で浮いて、ステージの上に押し上げれていたそうです。

 この時、豊根中学校だけでなく、津具中学校、清嶺中学校も被害にあったそうです。村内も坂宇場川付近の浸水被害があったと聞いています。

文責:大谷

 銀橋から上流を撮影、昭和43年台風では、この橋の上まで水が浸かったと、下流にご実家のある林先生が話してくれました。

 坂宇場地内の国道151号線。ところどころ山水が道路をふさいでいました。(午前撮影)

中野団地午前10時ごろの様子

中野団地にかかる橋から上流に向かって撮影(午前10時)