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すごいぞ杭州④

すごいぞ杭州!  第4回 支払いは現金よりもスマホ

 中国で生活する際は、まず銀行口座をつくることと、スマホの契約をすることが必要です。その理由は、中国ではスマホアプリでの支払いが一般的だからです。アプリは銀行口座と連動しており、デビットカードのような感覚でお金を支払えます。お金の送金もメッセージを送るように簡単に行えます。一番便利だなと思ったのは料金を何人かで割り勘する場面です。金額は少数第2位まで入力できるので、きっちり割りたい人にもうれしいですね。中国全体では「Wechat(微信)」というアプリを使った決済が主流ですが、杭州では、ここを拠点とする大手IT企業のアリババグループ(阿里巴巴集団)のアプリである「alipay(支付宝)」が主に使用されています。アリババグループはインターネット通販サイトの「taobao(淘宝)」を運営しており、11月11日のセールで世界的に有名になりました。日本のテレビ等でもセール際の売上高が大きく取り上げられて報道されていたので、知っている人もかもしれません。
中国では、コンビニやスーパーなどの店舗はもちろんのこと、レストランでも座席にあるQRコードを読み取って商品を注文し、食事が終わったら、そのまま支払いもアプリで済ませることができます。それ以外にも路上販売や自動販売機、はてはお寺のお賽銭までスマホ決済です。自動販売機の中には、ショーケースから取り出した商品を自動的に読み取って清算してくれるものもあります。スマホ決済がすすんだことで、お金を支払うことが圧倒的に楽になりました。小銭があるかどうかを気にする必要もありませんし、食事の宅配サービスや食品の配送サービスで家にきた配達員の人ともお金のやり取りをする必要もありません。  
スマホを使った支払い方法は日本でも広まって欲しいと思います。
中国ではスマホ決済を推進しているようで、お年寄りの方も、スマホを片手に支払いをしています。現金で支払うとお札は入念にチェックされます。ここまでスマホ決済が広まった背景には、偽札の問題があったのかもしれません。